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USSECは納豆連とFoodexのU.S. Pavillionにて「ねば~る君がアメリカ進出始動!サステナブル U.S. SOY クッキングベント」を実施しました

2024/03/14

「サステナブルU.S.. SOY クッキングデモ」を東京ビッグサイトで開催
納豆の妖精「ねば〜る君」がアメリカからやって来た大豆「SOY」に初対面

「キラキラ輝いていて魅力的で、ちょっとシャイ。これから一緒に活動して、大豆はスーパーフードだよとみんなに伝えられたらいいんじゃないかな。そして、そのまま世界に羽ばたければ、最高ねばね〜」

納豆をモチーフにしたゆるキャラ「ねば〜る君」は、アメリカからやって来た大豆のマスコット「SOY」に初めて会った印象をそう話してくれました。ねば〜る君のお父さんは大豆、お母さんは納豆菌です。SOYが大豆だと知って、「SOYは、ねば〜る君のお父さんの親戚かもしれないねばね」とびっくり。

アメリカからの転校生、大豆の「SOY」
「アメリカ大豆は日本の食文化を支えています」

“二人”が対面したのは、東京ビッグサイト(東京・晴海)で2024年3月5日に開幕した国際食品・飲料展「FOODEX JAPAN 2024」のアメリカパビリオン。全国納豆協同組合連合会(通称:納豆連)とアメリカ大豆輸出協会(USSEC)が、在日アメリカ大使館 農産物貿易事務所(ATO)の協力のもと、世界の人々に納豆の可能性を知ってもらうため、「サステナブルU.S. SOY クッキングデモ with ねば〜る君と新しい仲間」を開催しました。

東京ビッグサイトで開催されたFOODEX JAPANのアメリカパビリオン

ねば〜る君は納豆連と一緒に全国の幼稚園で納豆を広めるための食育活動をしています。一方のSOYは、アメリカ大豆とその関連製品の世界的な普及を目的とするUSSECの公式マスコット。YouTubeに23年8月から公開された大豆アニメ『SOY STORY 〜ソイとだいずな仲間たち〜』シリーズで人気ですが、今回、初めて人間界世界に登場した。

イベントは、納豆をまだよく知らない海外の人や、納豆料理の可能性を知らない日本人に向けて、納豆のおいしさ、食べる楽しさ、納豆料理の可能性を知ってもらうために行われました。ねば〜る君の友だちで藁(わら)納豆をかぶった「納豆お兄さん」がUSSEC日本副代表の立石雅子さんにアメリカ大豆の特徴を質問すると、こんな答えが返ってきました。

「アメリカ大豆は持続可能な方法で生産されていて、いろんな製品に使用していただくことでサステナブルな食品をつくることができます。日本の納豆、豆腐、醤油、味噌など多様な大豆製品に使われ、日本の食文化を支えているんですよ」

「納豆お兄さん」(左)とアメリカ大豆輸出協会(USSEC)日本副代表の立石雅子さん
「アメリア大豆サステナビリティ認証(SSAP)」で品質を保証

USSECはアメリカの大豆生産者、関連団体、政府機関とパートナーシップのもと、世界90カ国以上でアメリカ大豆と大豆製品の市場拡大や輸出プロモーションを行っています。日本事務所は初の海外オフィスとして1956年に設立されています。そしてアメリカ大豆が世界のお客様の期待に応えられるよう、USSECは多岐にわたるステークホルダーと連携し、2013年に「アメリア大豆サステナビリティ認証(SSAP)」制度を策定しました。この制度は「生物多様性と高炭素ストック」「生産活動」「労働者の健康・福祉と人権」「生産活動と環境保全」の4つの基準にもとづき、環境・社会・経済におけるサステナビリティを実現するためのプログラムの1つです。

ところで日本の納豆の原料である大豆はどこで生産されているのでしょうか。実は約6割がアメリカからの輸入です。全国の納豆を審査・表彰する「全国納豆鑑評会」(主催:納豆連)には、特別賞として「U.S. Soy Sustainability Ambassador Award」が設けているほどで、アメリカ大豆と日本の納豆は以前から密接な関係にあります。

立石さんはこんなことも教えてくれました。「日本の納豆の輸出は伸びています。23年の輸出量は3000トンで6年前の170%。金額にすると180%になっています」。日本のソウルフードである納豆は、海外に普及し始めているようですね。それを聞いて、納豆を世界に広げたいと考えている納豆お兄さんは、「チーズを超える発酵食品にしたいので、ぜひ一緒に手を組んで頑張っていきましょう」と立石さんに語りかけていました。

納豆がちょっと苦手な人でも美味しく食べられる「納豆ピザ」「納豆アイス」

大豆にはさまざま栄養素が詰まっています。タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル・・・とバランスの良いスーパーフードです。そんな栄養満点の大豆からつくられる納豆ですが、全国納豆鑑評会で特別賞を受賞したアメリカ大豆100%の納豆「おちびさん つゆだく」(小杉食品)を使い、モダンアメリカ料理家の石野智子さんがクッキングデモンストレーションを行いました。

クッキングデモンストレーションに使用されたアメリカ大豆100%の納豆「おちびさん つゆだく」
この納豆はSSGA U.S. AwardとU.S. Soy Sustainability Ambassador AwardのW受賞作品。
「納豆ピザ」をつくるモダンアメリカ料理家の石野智子さん

「納豆を食べ慣れていない海外の人や、納豆がちょっと苦手な日本の子どもたちでも、美味しくいただけるレシピにつくりました。納豆ピザと納豆アイスクリームをご紹介します」と石野さん。

納豆ピザの料理名は「納豆とアボガドと紫玉ねぎのピザ」。ピザ生地に納豆、チーズ、小さく切ったアボガドを乗せ、オリーブオイル、塩、黒胡椒、唐辛子を散らして、オーブンで5分ほど焼きます。その後、スライスした紫玉ねぎを散らして出来上がり。「納豆とチーズはよく合う組み合わせ。しかも納豆はアボカドカボとも相性が良くて、ヘルシーで美味しい」(石野さん)。イベント会場で50食ほど試食しました。

試食用の「納豆ピザ」(左)とそのレシピ
「納豆ピザ」を試食する在日アメリカ大使館 農務担当公使のモーガン・パーキンズさん(左)、
アメリカ大使館 農産物貿易事務所 所長のチャンダ・バークさん(右)

一方の納豆アイスは「納豆と黒蜜のアイスクリーム」。納豆とバニラアイスクリームをフードプロセッサーに入れて混ぜ、黒蜜と黒胡椒で味付けをします。そして、大豆からつくった「きな粉」をまぶして完成。「納豆を食べたことがない人、苦手な人でも、誰でも美味しくいただけます」(石野さん)

試食用の「納豆アイス」(左)とそのレシピ

米国農務省 海外農務局(FAS)局長のダニエル・ウィトリーさんが登壇し、「シェフの石野さんがとても素晴らしい料理を披露してくださいました。アメリカの大豆農家にとって、日本の伝統大豆食品市場はとても重要です。これからも日本の納豆向けにサステナブルで高品質な大豆を安定供給していきます」と挨拶し、イベントは終了しました。

米国農務省 海外農務局長(FAS)のダニエル・B・ウィットリーさん

最後に、納豆の妖精のねば〜る君に納豆の魅力を聞くと、こう教えてくれました。
「安い、美味しい、ヘルシー、そして粘ったりするから面白い。そんなところじゃないねばかね」

「ねば〜る君」はひそかにアメリカ進出を狙っている?

◎関連情報◎
納豆レシピについて
Foodex イベント告知
ソイアニメについて
大豆アニメ『 SOY STORY 〜 ソイとだいずな仲間たち 〜』 – アメリカ大豆輸出協会 (ussoybean.jp)
米国農務省 海外農務局長  ダニエル・B・ウィットリー氏について
ねば~る君に関する情報  ねば~る君の【ねばねばTV】(ねばてれ) – YouTube
モダン料理家 石野智子さん Satoko Ishino Official (chelsea-kitchen.com)
全国納豆協同組合連合会 全国納豆協同組合連合会 納豆PRセンター (natto.or.jp)
海外向け  Natto Power (natto-power.com)
アメリカ大豆輸出協会 アメリカ大豆輸出協会 – アメリカ大豆輸出協会 公式サイト (ussoybean.jp)
米国本部 Who We Are – U.S. Soybean Export Council (ussec.org)

◎問い合わせ◎
・ねば~る君に関する派遣 納豆連 緒方 ogata@wake-i.com
・ソイに関する派遣    USSEC 立石 MTateishi@ct.ussec.org