COLUMNコラム
2025年米国研修コラム
米国研修コラム|03

幸商事株式会社
フード・ケミカル事業部
岡 大誠さん
学んだことを社内外に発信し、
アメリカ大豆について
より多くの方に知っていただければ
Fischer Food Grade・Bunge 社
[概要]
1938年創業。
トウモロコシ、大豆、小麦の種子を供給する小売種子会社としてスタートした会社です。
創業以来、家族経営の農場としてビジネスを成長・拡大させています。
現在は作物生産、土地の管理も行っており、特に食品グレードの穀物生産においては、最高品質の食品グレードの白と黄色のトウモロコシ、大豆、小麦、ライ麦、大麦を国内外のエンドユーザーに供給しています。非遺伝子組み換え穀物や有機穀物など、高付加価値製品を得意としています。日本向けには、豆腐・醤油向けに非遺伝子組み換えの大豆を多く輸出しているとのことです。サステナビリティへの取り組みに非常に力を入れており、環境に配慮した経営を行っています。
[研修内容]
会社説明・サステナビリティへの取り組み説明・施設案内
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豆腐・醤油向けに販売されるバラエティ大豆 -
荷姿写真
BUNGE社 Morristown
[概要]
BUNGE社は、世界的なアグリビジネス及び食品会社になります。
アメリカではADM・カーギルに次いで、3番目に大豆を搾油している会社とのことです。訪問したMorristownにある搾油プラントは、BUNGE社の持つプラントの1つで搾油は大豆油のみ行う工場になり、大豆油及び大豆ミールまたレシチン等副産物の販売を主になります。近年は大豆ミールを高付加価値にて販売する研究に力を入れており、近くプロテインの新工場を竣工し拡販に取り組んで行くそうです。
[研修内容]
会社案内・大豆の精製工程の説明・施設案内
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工場写真 -
大豆ミールと加工したプロテイン粉末
今回の視察研修を終えて
今回のUSSEC米国研修では、大豆、トウモロコシ等の農園・搾油プラント・研究施設を見学し、非常に多くのことを学ぶことができました。アメリカ大豆の生産農家への訪問は初めてであったため、広大な農場や機械設備など、大規模な農園施設を肌で感じる良い機会となりました。
特に印象に残ったことは、各生産者がサステナビリティに強く力を入れており、環境への配慮や将来を見据えた生産方法の見直し、作業の効率化に取り組まれていることです。弊社は油脂をメインに食品、化学品等幅広く扱う商社のため、多岐にわたる業種のお取引先様と商売を行っています。
今回米国現地にて学んだことを社内外に発信し、アメリカ大豆についてより多くの方に知っていただければと思っています。
運営団体

アメリカ大豆輸出協会(U.S. Soybean Export Council:USSEC) は世界80ヶ国でアメリカ大豆の市場拡大や輸出のプロモーションをおこなうマーケティング機関です。USSECには優良な輸出業者・大豆生産者・政府機関・関連団体等がメンバーとして所属しております。
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