COLUMN

2024年米国研修コラム

米国研修コラム|01

藤本 のどか

カネダ株式会社 食品油糧部
藤本 のどかさん

大変有意義な1週間、 ソイオイルの普及に貢献できれば

Pence Group

Pence GroupはNON-GMO大豆、有機大豆、コモディティ大豆の加工業者で、調達・加工・包装・出荷までを一貫して行っている会社で、現在行っているカバークロップの説明、工場のライン見学をさせていただきました。農地の地中に入っている排水システムのチューブを間近で見て、自身が思っているよりも大きいサイズのチューブでとても驚きました。土壌の健康を支える大切なツールとのことで、アメリカの大豆生産を支える縁の下の力持ちのようだと感じました。「健全な土壌・健全な植物・健全な動物がそろい、うまく循環することがPence Groupの目指すものだ」とおっしゃっていたのが印象的で、出来上がる製品だけでなく、それに関連するものもよりよい状況を目指している姿勢が素敵だと思いました。

  • 排水システムのチューブ

Indiana Corn & Soybean Innovation Center(Phenotyping Lab)

施設内の設備を順番に説明していただき、脱穀の機械や高速シードカウンターの操作を実演していただきました。その後は外に出て、商業用ドローンの飛行も実演していただきました。商業用ドローンは高度・スピード・距離などを事前にプログラミングし、それをドローンへダウンロードしてほぼ自動で動かし、バッテリーは1度の充電で20分くらいもつそうです。施設内には他にもたくさんのドローンが陳列されており、灌漑をいつするべきかの確認や除草剤をまくための利用、新たに開発した種子がどのように育っているかについて確認するための利用など多岐にわたる用途があるとのことでした。これからさらに進歩していく予感がして、地球温暖化等の不安はあるが、農業の未来は明るいのではないかと感じました。

  • 商業用ドローン

今回の視察研修を終えて

アメリカの広大な農地やいろいろな機械を自身の目で見て感じることができ、とても貴重な経験となりました。たくさんの工夫や技術の活用によって農家の方々が収量を確保されており、さらに研究を重ねている方々のお話をうかがい、それぞれの努力に感銘を受けました。私自身もソイオイルやサステナビリティへの取り組み等について引き続き学んでいきたいと感じました。百聞は一見にしかずで、今回の研修で現場を実際に見学したことにより仕事で目を通す資料内容の解像度があがりました。今回の研修で得た知識を今後の営業活動でもいかし、ソイオイルの普及に貢献できればと思います。一緒に参加した日本チームメンバーとも交流でき、大変有意義な1週間となりました。ありがとうございました。

運営団体

アメリカ大豆輸出協会(U.S. Soybean Export Council:USSEC) は世界80ヶ国でアメリカ大豆の市場拡大や輸出のプロモーションをおこなうマーケティング機関です。USSECには優良な輸出業者・大豆生産者・政府機関・関連団体等がメンバーとして所属しております。

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